May 21, 2009

Vancouver Libs

2008年12月末、日本へ帰省する代わりに西海岸はVancouverとSeattleへ1週間ほど旅行をしてきました。Windy Cityと言う愛称を持つほどのChicagoが強風などの天候に影響を受けやすい乗り物のハブ空港になっているのはおかしいんじゃないかとかねがね感じているけれど、これは私の意見でどうにかなるわけでもなく、貧乏学生は安いチケットにひかれて今回もまたChicago経由で飛んだのでした。

案の定、乗り継ぎをする飛行機がChicagoで大幅に遅れ、最初の目的地であるVancouverではなく次の目的地の予定のSeattleに午前2時に到着。空港内のベンチで横になって休憩をし、午前4時に開いたカウンターで一番早いVancouver行きの便を予約。そして無事に午前9時にVancouverへ降り立ちました。貧乏学生の年末気ままなひとり旅だったのでいくつかのトラブルも楽しめましたが、これが仕事だったら気が気じゃなかったでしょう。

ホテルにチェックインしてすぐに徒歩でVancouver public libraryへ。図書館は街の中心、大型ショッピングセンターが立ち並ぶエリアの横に位置し、図書館内にはカフェやスタンドなどもあり、隣接した建物には行政関連施設やレストランが入っています。

Vancouverはたくさんの中国系移民がいて、図書館員さんによると中国系の人は5世代にわたり、実に市民の25%にも上る割合を閉めているんだそうです。そのため、1Fには中国語図書の大きなコーナーがあって、案内板などもすべて中国語で書かれています。また、図書館のウェブサイトではといった中国系の人が使ってくれそうなページも用意しています。ウェブサイトも中国語で表示できるようになっていて、中国語のほかに日本語、フランス語、アラビア語、韓国語、ベトナム語も選べます。このことからもVancouverが国際色豊かな街であることがよくうかがえます。

豊富な種類のReading listも館内のあちこちのラックに入っていて、Vancouver fiction, Mom list, Lesbian list, Award winning reads などがあります。

Vancouver public libraryの後は市内観光をして、翌日はUniversity of British Columbia (UBC) Libraryを訪れました。UBCは前の勤務先のDatabaseのお客さんなのもあって訪問を楽しみにしていたのですが、近年まれにみる大雪が降って学校が休校になっていたので図書館も閉館していて中に入ることはできませんでした。

近況報告


すっかりLib.&Info.Sci.のブログの投稿をしていませんでした。前回の投稿から半年経ちました。半年の間に雪が降り始め、降り積もり、解けて、春の花々が咲いて散り、緑濃い葉が揺れるようになりました。気候の変化以外にあったことを簡単に時系列でリストアップすると次のような感じです。

  • 12月半ばまで3クラス受講
  • 年末年始VancouverとSeattle旅行
  • 1月から1クラス受講と図書館実習開始
  • 4月授業終了
  • 5月卒業

せっかくなので、少しずつ上のリストの詳細を順不同でアップしていこうと思います。

Oct 31, 2008

秋の街

Detroit Public Libraryに課題をこなしに行くついでにお天気も良かったので20分ほど遠回りをしてお散歩しながら秋の街を撮ってきました。


最近、ものすごく時間が経つのが早く感じられます。
金曜日になると「えっ?もう金曜日?」
まるで昨日が先週の金曜日だったかのような。

土曜日、日曜日も週末だー!とゆっくり休めるわけではなく、むしろ週明けにクラスが固まっていて、もちろんクラスごとに課題の提出があるため、週末のほうが危機感でいっぱいです。いま履修中のクラスのうち、ひとつがonlineコースで、一番大変なのです。学期中に一度もface-to-faceで会うことがないのにグループプロジェクトがあったり、毎週テーマに沿ってグループでディスカッションしたのち、クラス全体でディスカッションをする課題があったり、加えて、個人で提出する課題もあったり。。。これ全部onlineでやるんですよ。しかも、コメントは最低いくつ言わないといけないってルールがある。履修している学生の中には以前に同じクラスを取っていて見知っている人もいるのでお互いに様子を知っているだけまだましですが、全く面識のない人とグループで課題に取り組むのは難しいです。実際、意思の疎通がはかれなくて哀しい思いもしました。でもね、ポジティブに考えるコツを教えてもらって、クラスメートと愚痴を言い合って、励ましあって、「最終的に単位が取れればいい!」って開き直るようになったんです。これは、この1年間で一番成長した部分だと思う。学位だってぶんどってやる!ってね。

そして、ストレスを感じるonlineコースについて、on-siteで履修しているクラスのある先生から授業中に意見を聞かれたのでみんな不満を言ってメールでも送ったんです。次のfaculty meetingで議題にするからって。「学生の意見がこういう風にあがってきてます」って証拠にするんだそうで。そのクラスではonlineが性にあってる人はゼロで、何より問題なのは、onlineでしか開講しない必須科目があることって意見は一致してた。そしたら、早速meetingで次学期からon-siteのクラスを出来るだけ増やすように決定しましたって連絡があった。仕事を持っていて遠くに住んでる人はmain campusまで通ってくるのが大変でonlineのメリットを享受してた分、この決定に危機感を抱いてるみたいだけど、私にとってはありがたいです。すごいなーと思ったのは対応の早さ。1週間のうちに意見聴取と決定が行われたわけ。で、次学期の履修は週明けから。

だって、アメリカ人の学生の3倍の授業料を払って、家でPCとにらめっこしてonlineの授業受けるっておかしいでしょ?何のためにアメリカにやってきたんだ?って思ってしまう。なにはともあれ、on-siteのクラスが増えてくれるのは大歓迎です。

Detroit Public Libraryで課題で使う資料について図書館員さんに質問してたら、Lib Info Sciの学生か?って聞かれて(質問内容が明らかに特殊)、同じプログラムの卒業生だってことで、先生の話をしたのだけど、学生と先生の相性ってほんといろいろなんだなーと思いました。だって、私の苦手な先生を大絶賛して、私の好きな先生たちに対して「大っ嫌い!あの先生はunfair!!」って。当たり前っちゃ当たり前なんだろうけど、どんな人も万人から好かれることってそうそうないんですね。

Oct 27, 2008

ref.-1-

今学期履修しているクラスのうちのひとつreference serviceのクラスについて。
このクラス、毎回主に学内の図書館員さんたちがguest lectureに来てくれるのですが、今夜はHumanitiesの図書館員さんでした。お話の内容は主にindexとabstract。これまでにはmedical library, law library, science library, next-gen(eration) と呼ばれる新しい役職の図書館員さんが来てくれました。

さて、今夜のresourceは次のとおり。


最後の2つ以外は学校ごとに契約しなくても見れるものです。

医学系ではPubMedが一番有名ですが、MeSHはPubMedのSubject Headings(SH)のデータベース(Thesaurus)です。PubMed関連でもっと一般的に使いやすくアレンジされているのがMedlinePlusこれのすごいところは、検索キーワードの定義が出てくる辞書機能もついているし、右隅に出てくる”Go Local”をクリックすると住んでる地域のお医者さまがリストアップされるところ。

Library pressdisplayは今日のresourceの中で一番目からウロコだった。
39言語(国の数だともっと多く78カ国)の新聞がレイアウトもそのまま広告もそのままで紙面として読めるのです。デモで日本の新聞も見せてもらったのだけど、スポニチが載ってた。朝日読売などの4大紙は載ってなかった。契約してれば日本にいながらにして英字新聞を読んで英語の勉強にもなるってもんですな。ref.serviceにたくさん使うものになりそうかというとそうでもなさそうだけど、good-lookingなsourceでした。

ちなみに、最近Firefoxがしょっちゅうクラッシュしちゃうというげんなりする現象が起きるのですが、Googleさんのサービスだと自動的に保存してくれるのでかなり助かってます。Google Chromeが
Firefoxでできる機能を全部可能にしたうえでもっともっと機能を充実してクラッシュしにくいのなら、ぜひメインで使うブラウザにしたいのですがねぇ。

Oct 8, 2008

International Librarian -1-

Detroit近郊の公共図書館にクラスの一環として訪問してきました。Dr.Angが定期的に参加しているInternational Library/Librarian Conference(名前は確かではありません)っていうミーティングにお邪魔してきたのです。参加者は周辺都市の公共図書館の図書館員さんたち。一番最初に営業マンが新しい外国語教材のデモ(質疑応答含む)をして、それを受けて図書館員たちでディスカッション。参加者の中にFarmington Hillsにある某G社開発担当者もいました。

そこで話題に上がっていたのが英語を第一言語としない利用者向けのサービス。
ロゼッタストーンてご存知ですか?
私は、初めて耳にしました。世界一の言語学習ソフトなんだそうです。
ロゼッタストーン・ジャパンて日本法人もある。個人利用で約7万円(選択言語:英語)なり。
どうやら、ミーティングに参加していた図書館ではおなじみらしく、かなりの館が導入しているとのこと。しかし、第2版を最後にサポートをしてくれなくなったために図書館でもソフトの更新や使用に関して意見がわかれているのだそうです。だから、G社にしてもデモをした営業マンにしても図書館をお客さんと考えてロゼッタストーンを超える商品を売ろうと画策しているのでしょう。

日本の公共図書館の現状については全然詳しくないのですが、「多文化共生」(multicultural society, diversity, social inclusion, etc.)を最初に唱え始めてからおよそ20年は経っているわけで、ロゼッタストーンのような語学教材は多文化サービス担当図書館員さんによって紹介・導入されているのでしょうか。

ミーティング参加図書館のいくつかにはESL(English as a Second Language)があるとのこと。以前はあった、という館もちらほらいました。あと、conversation groupがあるってのはかなりの数にのぼりました。語学教室やイベントのインストラクターにどうお給料を払うのかといった事務手続き(でも大切な手続き)が公共図書館ではすんなり採用しづらいというのは理解できます。ところで、インストラクターといえば、作家さんを招くイベントなど、日本の公共図書館でもやっているところありますよね?!あれって無償ボランティアなのかしら?

日本語教室って図書館で開かれるケースありますか?私の知る範囲では区民会館や公立の流通センター、産業研修センターなんですよ。アメリカでも教会や地元の留学センターで語学教室が開かれているけど、図書館のアウトリーチサービスのひとつとしての成功例ってよく聞くから。

ミーティングでは、オンラインで学べる語学教材も紹介されました。そのうち人気のあった2つ↓
mango:図書館向けにも販売。個人ではFreeアカウントが作れる。
Livemocha:ソーシャルネットワークサービス機能を備えたサイト。個人でFreeのアカウントを作成。図書館単位で購入というよりも図書館の端末から個人のアカウントにアクセスするって感じなんだろうと理解。

そういえば数ヶ月前に夢中になってやっていたiKnow(日本語⇔英語、Freeアカウント)、最近全然やってないなぁ。

Sep 28, 2008

社会教育法等改正法 2008年6月

多少時間が経ってしまっている感がありますが、ネットサーフィンをしていてこんなものを見つけました。


日本の図書館法は公共図書館についてのみ制定されている(ことは図書館情報学を学ぶ人は知っているけれど、図書館にそこまで興味のない人はたぶん知らない)ので大学図書館や専門図書館はどうなんだ?という問題は残っているものの、図書館に関わる法律が50年以上経って改正されるのは注目です。

改正の主な点は情報リテラシーの向上、図書館評価、図書館員の教育など。
日本図書館協会: JLAでわかりやすい詳しい資料(ppt)を載せています。「図書館法改正をめぐって」


で、書きたいのは、改正の内容ではなく、oral communication skillのことです。
改正に先立って行われた5月23日の文部科学委員会の審議でKOの糸賀先生が参考人として発言しています。「社会教育法等改正法案(169国会閣51)」(リンク先、衆議院ビデオライブラリの2番目の発言者をクリックすると内容が見られます。Windows Media Player/RealPlayer

糸賀先生、軽快な口調でスラスラと数値を示しつつ、思わずフフッと笑ってしまう小話で締めくくっています。UofT時代に彼の修士論文を読んで、その明瞭さと簡潔さに清清しい気持ちになったのですが、頭の良い人って本当に話が面白い。

言っちゃなんですが、話って「いかに聞く側に面白いと思わせて興味を持たせるか」が大きな要素を占めると思うんですね。そのためには声のトーンや一文の短さ、滑舌に気を遣う必要がある。図書館の人って良い意味でも悪い意味でも「真面目」な人が多くて話も長くなって、「で?」って言われちゃう。私もよく言われる。それに加えて自信のなさが聞き取りづらい発言を生む。はっきりと聞こえるように間違った内容を大音量で部屋中に響かせるのって恥ずかしいしね。これを克服するには裏づけとなる十分な知識を保有することだと思います。ビデオのスピーチに続いて行われている質疑で糸賀先生が示す彼の豊富な知識量が良い例です。聞いていて「なるほど」と思える。

アメリカの図書館の求人情報を見ると必ず条件のひとつに英語でのexcellent writing & oral communication skillが挙げられている。頭よく喋れってことですな。高圧的であってもいけない。高圧的に喋ってうまくコミュニケーションが図れるとは思えない。

イギリスのCILIPの報告書にある図書館員に求める知識・技術のうちgeneric and transferable skills groupの中でもinterpersonal skillが挙げられているし、Metro Detroitの公共図書館ミーティングで図書館長さんたちがpersonalityの重要性を口をそろえて言っていたとDr.Angも話してくれた。館長さんたちは、「techniqueは図書館で雇った後で教えられるけれど、personality、communication skillは教えられない。雇いたいのは人当たりの良い性格をした人だ。」って言ってたんですって。

糸賀先生みたいにきっちりと言いたいことを言い、裏づけとして数値を示し、最後に聞く側が爽快な気持ちになるようなスピーチ&ディスカッションができるようになりたいなぁ。

Sep 25, 2008

Slacker Uprising

お久しぶりです。新学期/新学年が始まって早速あわただしく忙しく寝不足の毎日を過ごしています。
こないだ買ったChineseについていたfortune cookieの言葉は

"Stop searching forever. Happiness is just next to you."でした。

NDL(国会図書館)のカレントアウェアネスにマイケル・ムーアの"Slacker Uprising"に関する記事がありました。

マイケル・ムーア監督、米・カナダ住民向けに新作映画を無料でオンライン提供、学校・大学図書館には無料でDVDを配布


これ、投票に行かない若者を対象に撮影した新作ドキュメンタリーなんですって。大統領選を控えて若者にも1票の大切さを意識してもらおうって感じですかね?

で、なんで取りあげたかというと、24日のお昼にうちの図書館で上映会があったんです。ムーアさんの粋な計らいもさることながら、すぐに反応して無料上映会(+無料ドリンク)を開催する行動力はプラス評価でしょう。ま、極度の寝不足と疲労のため私は行ってないんですけどね。


Michael Moore's SLACKER UPRISING
http://slackeruprising.com/