Oct 31, 2008

秋の街

Detroit Public Libraryに課題をこなしに行くついでにお天気も良かったので20分ほど遠回りをしてお散歩しながら秋の街を撮ってきました。


最近、ものすごく時間が経つのが早く感じられます。
金曜日になると「えっ?もう金曜日?」
まるで昨日が先週の金曜日だったかのような。

土曜日、日曜日も週末だー!とゆっくり休めるわけではなく、むしろ週明けにクラスが固まっていて、もちろんクラスごとに課題の提出があるため、週末のほうが危機感でいっぱいです。いま履修中のクラスのうち、ひとつがonlineコースで、一番大変なのです。学期中に一度もface-to-faceで会うことがないのにグループプロジェクトがあったり、毎週テーマに沿ってグループでディスカッションしたのち、クラス全体でディスカッションをする課題があったり、加えて、個人で提出する課題もあったり。。。これ全部onlineでやるんですよ。しかも、コメントは最低いくつ言わないといけないってルールがある。履修している学生の中には以前に同じクラスを取っていて見知っている人もいるのでお互いに様子を知っているだけまだましですが、全く面識のない人とグループで課題に取り組むのは難しいです。実際、意思の疎通がはかれなくて哀しい思いもしました。でもね、ポジティブに考えるコツを教えてもらって、クラスメートと愚痴を言い合って、励ましあって、「最終的に単位が取れればいい!」って開き直るようになったんです。これは、この1年間で一番成長した部分だと思う。学位だってぶんどってやる!ってね。

そして、ストレスを感じるonlineコースについて、on-siteで履修しているクラスのある先生から授業中に意見を聞かれたのでみんな不満を言ってメールでも送ったんです。次のfaculty meetingで議題にするからって。「学生の意見がこういう風にあがってきてます」って証拠にするんだそうで。そのクラスではonlineが性にあってる人はゼロで、何より問題なのは、onlineでしか開講しない必須科目があることって意見は一致してた。そしたら、早速meetingで次学期からon-siteのクラスを出来るだけ増やすように決定しましたって連絡があった。仕事を持っていて遠くに住んでる人はmain campusまで通ってくるのが大変でonlineのメリットを享受してた分、この決定に危機感を抱いてるみたいだけど、私にとってはありがたいです。すごいなーと思ったのは対応の早さ。1週間のうちに意見聴取と決定が行われたわけ。で、次学期の履修は週明けから。

だって、アメリカ人の学生の3倍の授業料を払って、家でPCとにらめっこしてonlineの授業受けるっておかしいでしょ?何のためにアメリカにやってきたんだ?って思ってしまう。なにはともあれ、on-siteのクラスが増えてくれるのは大歓迎です。

Detroit Public Libraryで課題で使う資料について図書館員さんに質問してたら、Lib Info Sciの学生か?って聞かれて(質問内容が明らかに特殊)、同じプログラムの卒業生だってことで、先生の話をしたのだけど、学生と先生の相性ってほんといろいろなんだなーと思いました。だって、私の苦手な先生を大絶賛して、私の好きな先生たちに対して「大っ嫌い!あの先生はunfair!!」って。当たり前っちゃ当たり前なんだろうけど、どんな人も万人から好かれることってそうそうないんですね。

Oct 27, 2008

ref.-1-

今学期履修しているクラスのうちのひとつreference serviceのクラスについて。
このクラス、毎回主に学内の図書館員さんたちがguest lectureに来てくれるのですが、今夜はHumanitiesの図書館員さんでした。お話の内容は主にindexとabstract。これまでにはmedical library, law library, science library, next-gen(eration) と呼ばれる新しい役職の図書館員さんが来てくれました。

さて、今夜のresourceは次のとおり。


最後の2つ以外は学校ごとに契約しなくても見れるものです。

医学系ではPubMedが一番有名ですが、MeSHはPubMedのSubject Headings(SH)のデータベース(Thesaurus)です。PubMed関連でもっと一般的に使いやすくアレンジされているのがMedlinePlusこれのすごいところは、検索キーワードの定義が出てくる辞書機能もついているし、右隅に出てくる”Go Local”をクリックすると住んでる地域のお医者さまがリストアップされるところ。

Library pressdisplayは今日のresourceの中で一番目からウロコだった。
39言語(国の数だともっと多く78カ国)の新聞がレイアウトもそのまま広告もそのままで紙面として読めるのです。デモで日本の新聞も見せてもらったのだけど、スポニチが載ってた。朝日読売などの4大紙は載ってなかった。契約してれば日本にいながらにして英字新聞を読んで英語の勉強にもなるってもんですな。ref.serviceにたくさん使うものになりそうかというとそうでもなさそうだけど、good-lookingなsourceでした。

ちなみに、最近Firefoxがしょっちゅうクラッシュしちゃうというげんなりする現象が起きるのですが、Googleさんのサービスだと自動的に保存してくれるのでかなり助かってます。Google Chromeが
Firefoxでできる機能を全部可能にしたうえでもっともっと機能を充実してクラッシュしにくいのなら、ぜひメインで使うブラウザにしたいのですがねぇ。

Oct 8, 2008

International Librarian -1-

Detroit近郊の公共図書館にクラスの一環として訪問してきました。Dr.Angが定期的に参加しているInternational Library/Librarian Conference(名前は確かではありません)っていうミーティングにお邪魔してきたのです。参加者は周辺都市の公共図書館の図書館員さんたち。一番最初に営業マンが新しい外国語教材のデモ(質疑応答含む)をして、それを受けて図書館員たちでディスカッション。参加者の中にFarmington Hillsにある某G社開発担当者もいました。

そこで話題に上がっていたのが英語を第一言語としない利用者向けのサービス。
ロゼッタストーンてご存知ですか?
私は、初めて耳にしました。世界一の言語学習ソフトなんだそうです。
ロゼッタストーン・ジャパンて日本法人もある。個人利用で約7万円(選択言語:英語)なり。
どうやら、ミーティングに参加していた図書館ではおなじみらしく、かなりの館が導入しているとのこと。しかし、第2版を最後にサポートをしてくれなくなったために図書館でもソフトの更新や使用に関して意見がわかれているのだそうです。だから、G社にしてもデモをした営業マンにしても図書館をお客さんと考えてロゼッタストーンを超える商品を売ろうと画策しているのでしょう。

日本の公共図書館の現状については全然詳しくないのですが、「多文化共生」(multicultural society, diversity, social inclusion, etc.)を最初に唱え始めてからおよそ20年は経っているわけで、ロゼッタストーンのような語学教材は多文化サービス担当図書館員さんによって紹介・導入されているのでしょうか。

ミーティング参加図書館のいくつかにはESL(English as a Second Language)があるとのこと。以前はあった、という館もちらほらいました。あと、conversation groupがあるってのはかなりの数にのぼりました。語学教室やイベントのインストラクターにどうお給料を払うのかといった事務手続き(でも大切な手続き)が公共図書館ではすんなり採用しづらいというのは理解できます。ところで、インストラクターといえば、作家さんを招くイベントなど、日本の公共図書館でもやっているところありますよね?!あれって無償ボランティアなのかしら?

日本語教室って図書館で開かれるケースありますか?私の知る範囲では区民会館や公立の流通センター、産業研修センターなんですよ。アメリカでも教会や地元の留学センターで語学教室が開かれているけど、図書館のアウトリーチサービスのひとつとしての成功例ってよく聞くから。

ミーティングでは、オンラインで学べる語学教材も紹介されました。そのうち人気のあった2つ↓
mango:図書館向けにも販売。個人ではFreeアカウントが作れる。
Livemocha:ソーシャルネットワークサービス機能を備えたサイト。個人でFreeのアカウントを作成。図書館単位で購入というよりも図書館の端末から個人のアカウントにアクセスするって感じなんだろうと理解。

そういえば数ヶ月前に夢中になってやっていたiKnow(日本語⇔英語、Freeアカウント)、最近全然やってないなぁ。