Sep 24, 2007

Orgzn of Knowledge -2-

今日は勢いでいくつかpostを追加しちゃおう。

Orgzn of Knowledgeもupしてなかったけれど、当たり前だのクラッカー(なんでこんな言い方があるんだろう?)、毎週確実にクラスはあるわけで、ちゃんと出席してます。

MARC:MAchine Readable CatalogとかAACR2:Anglo-American Cataloging Rules 2nd ed. 2002 revisionとか、教えてもらうわけ。どのフィールドにどの情報を入力するか、とかね。まさに「資料組織概説」「資料組織演習」よ。分類と件名付与の 演習はないけど。←苦手だからなくてよかった。

で、日本ならばNDL:National Diet Libraryに納本するじゃない?アメリカはLC:Library of Congressに 納本するのね。LCの分類codeをもらうためもあるんだけど、LCはcopyrightを出すところなんだって。とにかく、納本された出版物が以前の作品の改訂版の場合、どの点が改訂されたのかをしっかり吟味しなくちゃいけない。刷りを新しくしただけなら、改訂ではないから新しいrecordは作らないで前のrecordに追加すべき情報があれば追加するだけ。

と、先生の説明はここまではいいんだけど、、、
「あらゆる出版物ということは、ポルノグラフィも当てはまるわけで、「改訂版」として納本されたら、改訂箇所を探すために一生懸命見るんだそうですよぉ」なんて言っちゃって。。。
まぁ、みんなも笑ってたからいいんだけどさ。小話ってことで。

Academic Libraries -3.5-

Academic Librariesの今日の授業のお話。

-3-でも書いたように雑誌記事のassignmentにエネルギーを注いでいるわけで、読んでこなきゃいけないテキストの該当部分も毎週のトピックに対して割り当てられているんだけど、勝手にかなりさらーーっと眺める程度にさせていただいておりました。journal articleのabstractさえ提出してれば間違いないだろうとばかりにね。

ところが、そんな私の姑息な心を見抜いたかのように先生から
「今日からChapterの最後に載せられているquestionsをgroup discussionのテーマにします。」の宣言がありました。さりげなく冷たい空気が流れる教室。。。全く意に介さず「○○さん、グループ1、▲▲さん、グループ2、、、」とグループ割を発表していく先生。「これから60分あげますから、グループでquestionsについて話し合って、発表者を決めておいてください。」ですってー!!!

ということで、同じグループの人たちでワラワラと集まり、自己紹介を簡単にしてすぐにquestionsにとりかかる。テキストを持ってきていない人もいて、その人が発表者に立候補してくれた。お母さんっぽい人2人に、たぶん私よか若い女の子、私と同じくらいっぽい男の人と私の5人組み。

今日はなんとか発表者も立候補してくれたから乗り切れたけれど、先生いわく、これから何回かこういう発表をするらしいから、テキスト読みも気が抜けないねぇ。そのうち私も発表者にならなきゃいかんだろうし。

で、授業が終わってお話したら、お母さんっぽい人の一人は、やっぱりお母さんで、高校生の息子さんが去年の夏に滋賀県に2週間交換留学したんだってー。なぜに滋賀県?と思ったけどさ、なんか嬉しいよね。日本に関わりのある人と話すのはさ。

Academic Libraries -3-

Titleと日付、内容が合わなくなりつつあります。ま、お気になさらず。

Academic Libraries -2-は先週の話。今日、月曜日に今週のAcademic Librariesの授業がもうあったからね。

UofTのときはダンディのお手伝い(プロジェクト)を中心に1週間がまわっていたけれど、今学期はAcademic Librariesの授業を中心にまわっているみたい。気持ちの面でこのクラスが中心になっているというのもそうなんだけど、他のクラスよりも優先順位が高い。エネルギーがあまっていたらこのクラスの準備に使う。毎週、授業のトピックに関連した雑誌記事を渡された雑誌のリストを参考にしながら探して、まとめて提出するの。量としては250ワードくらいだからA4にして1枚に納まる程度。ま、たいした量ではないよね。

先週、初めてその課題(assignment)を提出した。
「あーぁ、出しちゃった。直したくてももう締め切りだし。どうなったかなー↓」と心配していたら先生からクラス全員に「assignmentの成績をつけ終わりました。だいたいの人が良かったけど、ちょっとダメな人もちらほらいた。全然ダメな人もいたよ。」とメールがきた。

他のクラスが終わったところですっきり落ち着いていたところ、気分転換にPCを開いたらこの恐怖のメールが来てた。先生の言う「全然ダメな人」に入っていたらどうしよう!?!?!?ということで、とにかく聞いてみることにした。恐怖のメールのreplyボタンを即座に押す。
「APAのルールに従って取り組んだつもりですが、自信はありません。私のassignmentについて改善すべき点を教えてくださると幸いです。お忙しいところすみません。よろしくお願い申し上げます。」
先生、すぐにお返事をくださいました。
「あなたの成績は○だよ。▲◇▲◇の点は改善できるんじゃない。」って感じで。
つまり、「全然ダメな人」はかろうじて回避できたようです。
ほーっと胸をなでおろし、次の課題に取り組んだわけ。

さて、今日も今週の課題を提出したけれど、前回と同じくらいの成績がもらえると嬉しいなぁ。

Academic Libraries -2-

ゲストとしてUofMのLib-branchのdirector(館長)さんがいらした。長年の経験から、館長さんの役目とか、provostとの関係とかを話してくれた。

大 学図書館の使命として挙げられる「その大学の研究と教育を支援する」という言葉。でも、彼のところ(キャンパス)は一般教養のキャンパスで、研究に主眼を おいていない、とはっきり最初に言ってた。だから、いつも何を購入するにも「これは使命である「教育の支援」に適っているか」って考えるんだって。スタッ フのひとりひとりに浸透させているのが「1ペニーまで気を配る」って姿勢だと。アメリカでも予算の獲得とその使い道についてはかなり厳しい目で見られているんだね。

授業中にそんなことまで話してくれるんだーって思ったのが、予算の出所について。予算全体の何割がStateからで、何割が学 生のtuitionから。更に、学校の種類や州によっても違うんだってことを具体例を出しながら説明してくれた。図書館だけに限らないと思うけれど、大学 間の授業料の差は、州からどれだけ予算をもらえるかに大きく関係してくるようですよ。※ここでは「何割」をはっきり言わないほうが良い気がするので出しません。

Principals
# have confidence
# have competence
# take risks

という言葉を残していかれました。

Sep 19, 2007

できるかな

classのこと、upしてる場合じゃないって書いたけど、すぐ忘れていっちゃうだろうから、できるだけ早めに記録に残していこうと思ったり(でも、できないかもーとも思ったり。自信はありませぬが、一応これも宣言することで意識を高める効果はあるかなーというゆるい気持ちでいたり)しています。

かなり弱気なオイラ。

ヒィィ (; °°)

クラスの内容はUofTと学部のときに取った図書館コースの間みたいな感じ。


なんて言ってたけど、実際取り組み始めてみると、そんな悠長に感想なんてブログにupしてる場合ぢゃなくなってきた。まだinputはいいのよ、inputはさ。問題はoutputであって、めためたでもいいからなんか「何を考えているのか」を外に出さなきゃいかんのよね。これが大変。

そういえば、「めためた」で思い出した。metadataもやるよー。ちょこっとやり始めたところ。


ダンディ!!outcomeとか言ってる場合ぢゃないですよ。
ダンディ!!助けて~
(助けを求めたところでダンディは「そんなのあなたが自分でやりたいって言ったんだから、ボクは知りませんよ」と言うに決まってる。その通りでござる。)


でもね、Intro:Info Proでね、NextGenの図書館員とは?っていうテーマでみんなでお話してるんだけど、勇気づけられるよ。英語の能力はnative speakerに比べたら月とスッポンだけど、私は、学部のコースから数えれば、少なくとも10年くらい日本の図書館のことを考えて生きてきたわけで、クラスメートの知らないことを知っているんだもん。今はアメリカのコースに席をおいているけれど、NextGenの図書館員には文化や歴史を含めたあらゆる溝を飛び越える力が求められていると思う。だから、日米のLibrary Schoolに来たのはNextGenの図書館員になる第一歩だと思ってる。「あらゆる溝」って、ずいぶん曖昧な表現をしてしまったけれど、たとえばdigital divideもそうだし、generational divideもそうだし、cultureには言語、教育、人種、性別などが当てはまる。

international students handbookに書いてあったの。
知っていることを口に出して知識を共有しよう。あなたが知っていても、みんなが知らないことは結構あるんだよ。みたいなことが。だから、言いたいことが言えなかったり、伝えられなかったりするけど、それは人間の全部を否定されていることとは全然違うんだということがわかった。勝手に落ち込んでいても仕方ないもんね。

UofTにいた中国人のお友達、入学当初は英語も日本語もどっちも中国発音が強すぎて同じ国の人以外とコミュニケーションを図るのがほとんどできなかった。でも明るいキャラクターで、物怖じしなくって、一生懸命話す姿が私は好きだった。そして、彼女は修了の時点で驚くほどに日本語が上手になっていた。彼女を見習って、私も多少のことで落ち込まずに明るくやっていこうっと。

Sep 10, 2007

Academic Libraries -1-

さすが、RP先生。
ほぼ毎回、その日の授業のtopicsに関係のある雑誌記事を見つけて読んでまとめてこい。とな。
20タイトル以上の雑誌のリストも渡された。abstract/summaryの量は少ないんだけどね。
もちろん、教科書の該当箇所も読んでいく。
引用(citation)についてはThe Publication Manual of the A.P.A. 5th editionを使いなさいとの指示あり。
American Psychological Associationだから、米国心理学会。このmanualは、日本の図書館情報学の一部で言うSIST02だよね。論文を書くときに参考にしなさいってやつ。

今日のレクチャーの内容は、主にアメリカの大学図書館の歴史と発展過程でした。
ARL(Association of Research Libraries)とACRL(Association of College and Research Libraries)の説明もしてた。ついでにARLが毎年発表する各メンバー図書館の統計についても話してた。この統計は、ダンディプロジェクトでも使った、たくさんある大学図書館の中から数校選ぶときに役立つもの。ARLの統計は図書館に限ったものだけど、大学を種類別に分類したカーネギー財団のカーネギー分類も使える。どの学位(博士号、修士号、学士号、準学士号別)を授与する資格を持っている学科がいくつあるか、とか、学部学科がいくつあるか(総合大学と単科大学を区別)とかでわけるんだよね。

レクチャーのいっちばん最初にはフランスの大学図書館に触れていたから、「大学」の成立についても少し説明してたと言えるんだけど、かなりさらっとしてた。日本のUofTのときに付け焼刃でこの辺りの知識を詰め込んだんだよな。アメリカではこの手の歴史と常識の間の知識は学部のときに叩き込まれるのだろうか?

図書館って、上位組織あっての存在だし、上位組織に属する人=サービス対象だから、大学図書館に限って言ったとしても大学の種類にあわせてサービス内容が変わってくるもんね。
例 えば工業大学に児童文学の資料が置いてあっても利用者(学生、教職員)のニーズに見合ってない。そもそもどうして「工業大学」って個別にあるんだろうって、誰も疑問に思わないのだろうか。みんな知ってるんだろうなぁ。産業革命とか殖産興業とか戦争とか。(最後ちょっと授業内容から脱線したな。)

Academic Libraries -0-

月曜日は、Acedemic Librariesというクラス。
この授業のLecturerはRonald R. Powell先生(以下RP)。

RP先生は、図書館員のための本をいくつも執筆なさっているし、Peter Hernonとの共同研究もしている。Peter Hernonは、UofTの私の先生(あだ名:ダンディ)が彼の本を翻訳・出版している。

RP先生の著作としては「Basic research methods for librarians」や「The next library leadership : attributes of academic and public library directors」といったものがある。

留学先を探していたときに「XYZ大学って知ってる?」とスリランカ人留学生のゼミ友達に尋ねたところ「知らん」との回答。彼は日本とアメリカとで留学先を迷って、結局日本を選んだ人なのでアメリカのLibrary Schoolの話をする最適の人だった。なのに、「知らん」と。でも、「『Basic ~』って本を書いたり、Peter Hernonとも共同研究してる先生がいるんだ。」と食い下がると、「?!その本、今読んでる!!!その先生がいるところなら絶対問題ないよ。いいProgramだよ!!!」と態度が豹変した。

ということで、XYZを知らなくても、彼にXYZのLibrary Schoolに太鼓判を押させたRP先生。
先生は残念ながら今年度で退官なさると聞いている。だからacademic advisorをお願いすることはできないけれど、授業は絶対取ろう!と決めていた。

Academic Libraries自体は、私の興味の対象なので誰がLecturerでも履修したけれど、せっかくなのでRP先生のいるうちに取りたかった。

Sep 7, 2007

Intro:Info Profssn -1.5-

授業内容が微妙にわかってないIntro:Info Profssn ってこないだ書いたけど、フォローのためにvoice recorderで録音したファイルを聞きながら、授業中に紹介していた人Stephen Abramさん)の講演をネットで視聴するのがよかろうと判断した。
※講演者の紹介ページにある「 View Webcast」をクリックすれば講演が視聴できる。(Real Player)

彼が著者の教科書(Out Front with Stephen Abram)を使うんだし。NDLのCurrent Awareness Portalにも彼のことが書かれてる。
ちなみに、Current Awarenessって構成がいまだによくわかんない。

Stephen Abramさん:アメリカ専門図書館協会の会長、元カナダ図書館協会会長、Innovation for SirsiDynixの副会長、Micromedia ProQuestの経営企画担当副社長、Thomson発行の電子情報(雑誌?)の発行者

Web2.0とかblogとかSNSとかそんな話をしているよ。

Orgzn of Knowledge -1-

木曜日はOrganization of Knowledge。
これは、学部時代の図書館コースでもやった演習の英語版みたいな感じ。
目録作成や分類、主題など。得意分野ではないけれど、先生の言っていることも学生たちの言うこともほとんど理解できた。
学生の中には現在進行形で図書館勤務の人も多いようだけれど、図書館の全体的な歴史を知っている分、私には有利かも。
DDC、LC、コロン法(どう分類するかは忘れちゃったけど)、MARC、catalog、OPACとかさ。
ISBNが10ケタから13ケタになるとか、出版物を幅広く収集して目録を作成するためにはどうしたらよいか、などトレンドを押さえつつ基本的な話を扱う。
出版社(主に図書館営業担当)に勤務していたからISBNの10ケタがどういう意味なのか知ってるし。
ISBN:1-23456-789-X
ISBN:国コード-出版社コード-題名/版コード-check digit
(なつかしぃ)

先生が最初に学生にした質問は、上にあるようにあらゆる出版物の収集についてなんだけれど、学生の回答になんか「うーん」って思った。
「目録を見る」「googleを検索する」とか回答したりして。。。→先生も「それは収集した後の話だよねー」って言わざるをえないし。
「アメリカには出版したら納本しなくちゃいけない法律はないんですか?」って聞こうと思ってたところ、先生が「legal deposit」の話をし始めたから、すっごく強く強くうなづいてみた。

この授業は、毎週読まなくちゃいけないテキストの量が結構あるけど、UofTでもそうだったから、大学院(文系)ってのはそんなもんだと思ってるし。
たぶん、英語の単語に慣れることと分類がNDCじゃなくてどうやらLCであるとか、目録規則もNCRじゃなくてAACRであるとかの違いを理解してそれぞれのルールに親しめばやっていけると思う。学部の図書館コースと同じでsemester中に最終テストも合わせて3回テストがあるから、それぞれがんばんなくっちゃな。

Intro:Info Profssn -1-

2007年fall semesterでは、まずはIntroduction to the Information Professionを履修。
日本語なら「情報専門職基礎」ってところだろうか。
このクラスは、Web Centricなので、1回目と2回目の授業があって、それからはWeb上にあるBlack Boardというtoolを使って先生と学生、学生同士がやりとりをする。
特にWeb Centricのクラスを取りたかったわけじゃないんだけど、必修のクラスのためみんなが履修して同じ授業のほかのクラスが取れなかったから仕方ない。
アメリカに来て、初めてのアカデミックな場だったのも手伝ってかvoice recorderを使ったけれど、どれだけ理解できたかちょっと怪しい。
第1回目の授業だったし、まだ履修の変更が効く期間のため、先生もさわりだけしか話していなかったと思う。だからあんまり記憶に残っていない。
とにかく明日7日(金)にblack boardのInfo Profssnのページに行って様子を見てみることにする。