Oct 8, 2008

International Librarian -1-

Detroit近郊の公共図書館にクラスの一環として訪問してきました。Dr.Angが定期的に参加しているInternational Library/Librarian Conference(名前は確かではありません)っていうミーティングにお邪魔してきたのです。参加者は周辺都市の公共図書館の図書館員さんたち。一番最初に営業マンが新しい外国語教材のデモ(質疑応答含む)をして、それを受けて図書館員たちでディスカッション。参加者の中にFarmington Hillsにある某G社開発担当者もいました。

そこで話題に上がっていたのが英語を第一言語としない利用者向けのサービス。
ロゼッタストーンてご存知ですか?
私は、初めて耳にしました。世界一の言語学習ソフトなんだそうです。
ロゼッタストーン・ジャパンて日本法人もある。個人利用で約7万円(選択言語:英語)なり。
どうやら、ミーティングに参加していた図書館ではおなじみらしく、かなりの館が導入しているとのこと。しかし、第2版を最後にサポートをしてくれなくなったために図書館でもソフトの更新や使用に関して意見がわかれているのだそうです。だから、G社にしてもデモをした営業マンにしても図書館をお客さんと考えてロゼッタストーンを超える商品を売ろうと画策しているのでしょう。

日本の公共図書館の現状については全然詳しくないのですが、「多文化共生」(multicultural society, diversity, social inclusion, etc.)を最初に唱え始めてからおよそ20年は経っているわけで、ロゼッタストーンのような語学教材は多文化サービス担当図書館員さんによって紹介・導入されているのでしょうか。

ミーティング参加図書館のいくつかにはESL(English as a Second Language)があるとのこと。以前はあった、という館もちらほらいました。あと、conversation groupがあるってのはかなりの数にのぼりました。語学教室やイベントのインストラクターにどうお給料を払うのかといった事務手続き(でも大切な手続き)が公共図書館ではすんなり採用しづらいというのは理解できます。ところで、インストラクターといえば、作家さんを招くイベントなど、日本の公共図書館でもやっているところありますよね?!あれって無償ボランティアなのかしら?

日本語教室って図書館で開かれるケースありますか?私の知る範囲では区民会館や公立の流通センター、産業研修センターなんですよ。アメリカでも教会や地元の留学センターで語学教室が開かれているけど、図書館のアウトリーチサービスのひとつとしての成功例ってよく聞くから。

ミーティングでは、オンラインで学べる語学教材も紹介されました。そのうち人気のあった2つ↓
mango:図書館向けにも販売。個人ではFreeアカウントが作れる。
Livemocha:ソーシャルネットワークサービス機能を備えたサイト。個人でFreeのアカウントを作成。図書館単位で購入というよりも図書館の端末から個人のアカウントにアクセスするって感じなんだろうと理解。

そういえば数ヶ月前に夢中になってやっていたiKnow(日本語⇔英語、Freeアカウント)、最近全然やってないなぁ。