ようやく気持ちに向き合う覚悟が出てきた。少し。
やっぱダンディの力はすごい。
実は、なんのためにデトロイトまで来たのか、を日常生活を送ることに必死になって忘れかけていた。
Discussion boardというBlackboardのなかのツールを使う授業を筆頭に英語の洪水に溺れそうになっていた。(いや、過去形ではなく、現在進行形なんだけど)ある日突然プロのスイマーのように上手に泳げるようになるわけではないだろうし。
最近の授業で話題に出るのはbudgetとtenureのことばかりだし。assignmentの評価もよくなかったし。(いや、これは、私の能力不足なんだ。トピックは良かったはず。手に負えないトピックだったかも。もいちど挑戦しようかな。←と思えるくらいには精神的回復の兆しがある。)
贅沢にわがままを言わせてもらうならば、ちょろちょろ流れる川で体を水に浸すことから始めて、徐々に流れが速く、水量も多い大河に挑戦するように英語に触れることができれば一番なんだ。でも、クラスでは一気に黒部川くらい水量も多く流れが速くて、なおかつ雪解け水のため水温も低い感じ。
楽なところに行きたくなる。
ダンディ著(共著)の教科書「図書館概論」 (ISBN:9784883670819)を眺めているうちに少し、すこーしだけ、なんか思い出した。どういう思いで留学を目指していたかを。
これからもきっとしょっちゅうこういう思いに駆られるんだろうと思う。だけど、ダンディは言っていた。
「あまりあせらないことです。時間がかかるのです。そして、石の上にも3年なのです。自分では若くはないと思っているかもしれないけど、まだまだ十分時間があります。しっかり勉強してください。」そして、何か問題があれば、連絡してこい、と。
ダンディはけっして優しい言葉を優しいトーンで投げかけてくれる人ではないけれど、努力する学生に対して教授としてできる限りの力を貸してくれる人なのである。
ダンディのことを思い出して心も少し穏やかになれた。