Sep 10, 2007

Academic Libraries -1-

さすが、RP先生。
ほぼ毎回、その日の授業のtopicsに関係のある雑誌記事を見つけて読んでまとめてこい。とな。
20タイトル以上の雑誌のリストも渡された。abstract/summaryの量は少ないんだけどね。
もちろん、教科書の該当箇所も読んでいく。
引用(citation)についてはThe Publication Manual of the A.P.A. 5th editionを使いなさいとの指示あり。
American Psychological Associationだから、米国心理学会。このmanualは、日本の図書館情報学の一部で言うSIST02だよね。論文を書くときに参考にしなさいってやつ。

今日のレクチャーの内容は、主にアメリカの大学図書館の歴史と発展過程でした。
ARL(Association of Research Libraries)とACRL(Association of College and Research Libraries)の説明もしてた。ついでにARLが毎年発表する各メンバー図書館の統計についても話してた。この統計は、ダンディプロジェクトでも使った、たくさんある大学図書館の中から数校選ぶときに役立つもの。ARLの統計は図書館に限ったものだけど、大学を種類別に分類したカーネギー財団のカーネギー分類も使える。どの学位(博士号、修士号、学士号、準学士号別)を授与する資格を持っている学科がいくつあるか、とか、学部学科がいくつあるか(総合大学と単科大学を区別)とかでわけるんだよね。

レクチャーのいっちばん最初にはフランスの大学図書館に触れていたから、「大学」の成立についても少し説明してたと言えるんだけど、かなりさらっとしてた。日本のUofTのときに付け焼刃でこの辺りの知識を詰め込んだんだよな。アメリカではこの手の歴史と常識の間の知識は学部のときに叩き込まれるのだろうか?

図書館って、上位組織あっての存在だし、上位組織に属する人=サービス対象だから、大学図書館に限って言ったとしても大学の種類にあわせてサービス内容が変わってくるもんね。
例 えば工業大学に児童文学の資料が置いてあっても利用者(学生、教職員)のニーズに見合ってない。そもそもどうして「工業大学」って個別にあるんだろうって、誰も疑問に思わないのだろうか。みんな知ってるんだろうなぁ。産業革命とか殖産興業とか戦争とか。(最後ちょっと授業内容から脱線したな。)